世界設定本の第3弾の発売は?GAMES COM 2019 吉田さん、織田さんQ&Aまとめ
みなさんこんにちはこんばんは。
本日2019年8月23日18:00から吉田Pとメインシナリオライターの織田氏によるQ&Aセッションが行われたのでまとめました!
急いでまとめたため抜けがあるかと思いますがご了承ください!
それではいきましょう!
※2019/8/23追記
Q.漆黒のヴィランズのストーリーを作る作業はどれくらい楽しかった?
A.織田「物語を作る作業というのはいつも楽しんでやらせてもらってます」
吉田「キャラクターの運命をつくっていくみたいなのはメインシナリオの醍醐味だよね」
Q.水晶公は自信をクリスタルタワーの一部にした際に物理的な加齢は止まったの?
A.織田「漆黒のメインストーリーをご覧になった方にはわかると思いますが、彼の素顔が答えだと思っています」
吉田「成長も加齢もしません」
Q.光の戦士の秘密について
A.織田「この場で何かあるかは答えないようにしている」
吉田「言ってしまうと面白さが減ってしまう可能性がある。是非議論して楽しんでもらいたい」
Q.エメトセルクは光の戦士は原初世界の子孫であり7回統合されたと言ったが、それは魂が7回統合されたという意味なの?魂の統合が行われるのは、特殊な存在に限られるのか?
A.織田「主人公含む全ての生命体が統合を経験している。全てにおいて魂が濃くなっている」
Q.ロスガルやヴィエラをff14の世界に組み込むうえで難しかったことは?
A.織田「ヴィエラに関してはFF12の基礎設定をほぼほぼそのまま受け継いでいる。リターントゥイヴァリースを担当した松野さんなどの助力もあって言うほど苦労はしていない。
「松野さんありがとうございました!」
「ロスガルに関してはいきなり出てきた感じにならないようにすでにあった設定を利用したり、紅蓮秘話などで絡ませることで徐々に馴染ませていった」
モルボル「I love Hrothgar!」
Q.ランジートの強さは彼自身の実力なのか?罪喰いなどの影響なのか?
A.織田「使い魔から力を得て戦う彼独特の戦闘スタイルは修行によって身に着けたもので罪喰いは無関係かなと思っています。特別な一族のため、命名ルールなどは他のヒュムと変えているところがある」
Q.アーモロートにいるアシエンの姿はエメトセルクの演出?それとも本当にあの姿だった?
A.織田「当時の人たちにとってはあの幻影のような姿が一般的だった。アシエンがローブ姿に仮面をかぶっているのはその名残でもある」
吉田「アーモロートのNPCたちはアシエンではなく古代人の幻影。古代人全員をアシエンと呼ぶわけではない」
吉田「仮面の下にはちゃんと我々と同じような目鼻立ちの顔があるんだよね」
Q.アシエンとアーモロート市民の名前は全部ギリシャ神話に基づいたものなのか?
A.織田「全てかどうかは今後に関わるので明言はしないが、今回登場させたキャラクターや用語などはギリシャルーツの言葉に基づいている」
Q.アシエンのバックストーリーはいつごろから温めていた?
A.織田「旧FF14時代から設定自体はあった。いつから考えていたかと言われると真相は分からない」
吉田「TVドラマシリーズに例えると、新生エオルゼアが第1シーズンだとするとヘブンズワードの第2シーズンで打ち切りになる可能性もあったわけです。だから最初はなんとなくのイメージで全体を決めていった。第3シリーズでもう大丈夫だなと思い始めてから、一気に組み立てていったみたいなイメージが近い。
吉田「織田と石川は過去のセリフや事象などをものすごく徹底して調べて記憶している。それを後付けの感じを出さず、なおかつわざとらしくないようにストーリーに組み込んでいるので、二人のスキルは恐ろしく高いと思う」
Q.ラハブレアの本名は何ですか?
A.吉田「ネクスト!」
Q.エリディブスはエメトセルクのようにラハブレアに対して低い評価なのか?
A.織田「そのあたりのプロットは現在吉田Pのチェック中。今後のストーリーで描かれていくはず」
吉田「今後の展開に大きくかかわってくるはなしなので詳しくは言えない。ただエリディブスもエメトセルクもラハブレアのことを低く評価してはいないと思う。ある意味で尊敬されているはずだし、彼に対してはエリディブスもエメトセルクも『ラハブレア仕事しすぎぃ!』という風に思っているのだと思いますよ」
Q.ガイウスを再登場させようと思った経緯は?
A.織田「ガレマール帝国についてより深く知っていくタイミングが来たな、と感じたので登場させた」
吉田「新生エオルゼアの最後の大爆発でガイウスが死んだかどうかはっきりしなかった。死んだかどうか分からない状態ならちゃんと登場させてスッキリさせようと思った」
Q.ガレマール帝国の女性陣についてもっと描いて欲しい
A.織田「男性キャラクターばかりが登場するのは偶然でちゃんと女性もいる。可能性があるとすればサイドストーリーなどで登場させるかもしれない」
吉田「今回も新生祭のタイミングで“漆黒秘話”というサイドストーリーが追加される予定なので楽しみにしていてもらいたい」
Q.アシエンたちはなぜ壁画にハイデリンとゾディアークを描こうとしたのか。
A.織田「前提としてあの壁画はアシエンが描いたものではなく、世界分断前の記憶を覚えている人が夢とかでビジョンを見て描き留めたものになります」
Q.絶アルテマウェポン破壊作戦などで登場する技「サビク」とはいったい何?
A.今後のとあるストーリーラインで関わってくるとかそうでないとか…
Q.ジョブの設定とプレイ感などのジョブバランスが離れていっているように感じる。
A.吉田「難しい問題だと認識している。ジョブの設定や背景とプレイ感にズレが発生していることは事実。問題だと認識してはいるが解決法はまだ見つかっていない」
Q.漆黒のヴィランズで追加されたジョブアクションの背景について知ることはできる?
A.吉田「さっきの問題と基本的に同じで、個人的にはジョブアクションには設定を付けたいとは思っているが、無理に付けてしまうと色々と問題があるので今回は差し控えた」
Q.部族の世界設定は情報が限られている。もっと知りたいので“部族クエスト”のようなものを追加する予定はある?
A.織田「実は種族クエストや部族クエストなどのアイデアはずいぶん前からあった。やるなら現存する部族全部のクエストを実装してあげたいよね、と思っていたがそうしているうちにどんどん種族が増え、開発コストも膨れ上がってしまっている……というジレンマがあります」
Q.ムーンキーパーの命名ルールの苗字の説明のところに第一星暦の時代から受け継いでいるものもあるという項目がありました。こういった苗字のなかには古代人に関連するものもあるの?
A.織田「ハイデリンとゾディアークの戦いを記憶していた人が壁画を描いたように、おそらくムーンキーパーの先祖たちは忘れがたい言葉の響きみたいなものを自分たちの名前に引き継いだ、といった設定になっている」
Q.今後も実世界の設定を組み入れる予定はある?織田さんの考えているアイデアを知りたい
A.織田「当然予定はあります。ネタバレになるので言えない(笑)」
吉田「世界中の歴史や神話から着想を得ていることは多くある」
Q.織田さんの執筆のプロセス。一日の仕事量を教えてほしい。またメインシナリオのプロセスも知りたい。
A.織田「前提としてあくまで個人のスタイルを説明するので全員に当てはまるかはわからない。
①これは何の物語か根本を決める。
根本は出来るだけシンプルなもの「一行で書けるもの」を心がける。
たとえばヘブンズワードだったら「1000年間続いた戦争を終わらせる物語」といった感じ。
②「1000年も続く戦争って何なんだろう?」「戦争の理由は?」など根本で考えたことに対する疑問を考える。
③この疑問を解消されていく順番を決めていく
④その過程で必要となるキャラクターやその役割を決めていき物語を作っていく。
1日の作業量についてはまばら。
ヘブンズワードの時は1日10クエストくらい書いていた」
メインプロットについては吉田Pが説明
吉田「14の場合は長期計画でシナリオを提供するため、2年おきくらいでエクスパンションのシナリオを決めるシナリオ合宿を行うようにしている。
漆黒のシナリオの流れが決まったのは2017年9月。
2018年3月に行われたシナリオ合宿で漆黒のヴィランズで描かれるものが出来上がった。かなり長期計画で行われていると考えてください」
Q.今後のメインシナリオも織田さん石川さんが行われていると期待してよい?
A.織田「吉田さんにクビにされない限りは……」
吉田「二人には新しいことをさせたいという思いもある。本人たちを縛りつけようとは思っていない。」
Q.世界設定本の第3弾の出版をする予定はある?
A.織田「出版部門には伝えておきます」
吉田「メインシナリオに影響が出ない範囲で是非執筆をお願いします(笑)」
織田「しばらく慎重に考えさせてください……」
以上になります。かなり急いでまとめたので漏れが多いですがご容赦ください……。
後日公式フォーラムに記事があがると思うのでそちらが掲載され次第補完していこうと思います!